
アメリカ、アラバマ州に生まれたジグ・ジグラーは、10歳のころからセールスを始め、以後25年の間、 調理器具や保険、教材など、さまざまな商品を販売し、いずれもトップ・セールスパーソンの座を獲得してきました。 その結果、45歳の時には億万長者に名を連ねるほどになっていました。
しかし、彼の向上心は満足することがありませんでした。
「どうしたらもっと向上できるのか。セールスでは成功したが、何が天職なのかわからない」と心の中で模索する日々を過ごしていました。
そんな彼が天職に出会ったのは1966年。
知人に頼まれ、「ヤル気の発揚」というテーマの即興スピーチをした時でした。
彼のスピーチはその場にいたすべての聴衆を魅了し、拍手喝采を浴びました。
それがモティベーター(人々にヤル気を起こさせる専門家)として、彼の本当の才能が開花した瞬間でした。
以後、彼は全米屈指のセールス・モティベーターとして、精力的に講演・執筆活動を展開するほか、自己開発のプログラムを開発しました。
書籍は世界各地でベストセラーになり、多くの大学の教科書として採用されるほか、プログラムはNASAの宇宙飛行士をはじめIBM、GM、ホリデーイン、
マクドナルドといった世界を代表する一流企業の社員の研修に利用され、これまでに多くの成功者を輩出しています。86歳で没。

ジグ・ジグラーは、世界中の向上心豊かなビジネスパーソンのために、さらには実践で培った数々の成功ノウハウを次の新しい世代へと伝えるべく、 定期的にワークショップを行い、その精神理念を広く伝える努力を進めました。
ビジネスとプライベート・ライフを含めた「自己イメージ」の向上に始まり、より幸福で満ち足りた人生を送るための信頼に足る情報と知識を数多く提供し、 人々から惜しみない拍手と喝采とを集めました。
ジグ・ジグラーのよきパートナーであり、彼の思想精神の理解者として共に世界中を飛び回った講演者のなかには、各界の著名人が数多くいます。
ジェラルド・フォード元アメリカ大統領。
マーガレット・サッチャー元英国首相。
黒人として米国史上最も高い政権ポストに就いた、コリン・パウエル元国務長官。
伝説的な元フットボール選手、ジョー・モンタナ。
スーパーマン役で一躍脚光を浴びた、クリストファー・リーブ。
全米プロバスケットボールの花形選手、スコット・ピッペン。
彼らもまた、人々のヤル気と可能性を最大限に引き出すために、進んでジグ・ジグラーと共に講演活動を行いました。

2時間程の基調講演の報酬が125,000ドル(約1100万円)というモティベーターだったジグ・ジグラー。
NASAをはじめ。IBM、GM、フォード、ホリデーイン、マクドナルド、サブウェイなどの大企業が認めた存在でした。
彼のセミナーには年間30万の人が魅せられました。
ジグ・ジグラーは「目標を達成するためには健康的な自己イメージを持つことが重要である」と語っています。 自己イメージとは、自分の中で「自分はこんな人間だ」と思っている観念のことです。
では、なぜ健康的な自己イメージを持つことが重要なのでしょうか。
それは、自己イメージが低ければ、自己を過小評価したり、自分の脳力を限定して考え、行動してしまうからです。
「どうせ自分にはできない」
「人間関係を良好に保つのが苦手だ」
など、消極的になってしまうことはありませんか?
それらは、あなたが今まで色々なマイナスの言葉に影響を受けながら、低い自己イメージを作り上げてしまったことに原因があります。 自分を思いどおりに動かすためには、自己イメージを改善することが必要です。
ジグラー自身、その方法に従い、健康的な自己イメージを具現化させることで、 一介のセールスパーソンから、最も優れたモティベーターの1人として地位を築き上げました。
ジグ・ジグラーは次のように語っています。
この世に人類が現れて以来、あなたとまったく同じ人間は、ほかに1人として存在していません。
そしてそれは、今後もありえないことです。
あなたという人間は、ほかに類を見ない、とてもユニークな存在なのです。
あなたは、ほかの誰とも違うのです。
そしてあなたは、何かを成し遂げるために生まれてきました。
大きな成功を収めるために生まれてきました。
あなたには、生まれながらにして偉大な才能が宿っているのです。
あなたは、自分の考えたことを必ず成し遂げることができると思っていますか?
それとも、自分は成功とは縁のない人間だと考えているでしょうか?
もしそう考えているならば、そういった考え方やこれまでの生き方を、今すぐにでも変えましょう。
まず、成功者としての自分をしっかりと心に描いてください。
それには今あなたが心に描いている自分の姿、つまり自己イメージを塗り替える必要があります。 自己イメージを変えるために、ジグ・ジグラー・プログラムは、あなたにとって大きな力になるでしょう。